ふつうってなに
まともってなに
これはいけないこと…?
《BL界の鬼才・はらだが描く衝撃の禁断愛、ついに解禁――》
あらすじ
幼い頃、近所のにいちゃんに手を出され、現場を母親に見られてしまったゆい。
Amazonより
それを境に、いつも遊び相手になってくれていたにいちゃんは姿を消し、
親からは過保護なまでの監視を受けるようになってしまった。
あれから時が経ち、にいちゃんを忘れられないゆいは、
ある日もあてもなく街を徘徊し、そして、ついに再会の日がくる――。
しかし、久しぶりに会ったにいちゃんは、昔のような優しいにいちゃんではなくなっていて……。
以下ネタバレ感想を含みますのでそれでも大丈夫という方だけどうぞ!
心構えをして読んだ方が良い漫画
商業BLって当たり外れが凄いから最近離れていたんだけど、友人がおすすめしてくれた
はらだ先生のBL漫画『にいちゃん』がヤバかったのでまだ読んだことないよって方におすすめしたい。
いやほんと、あまりの衝撃作に吃驚した。
友人は私が「黄昏の腐女子」だったので貸しても大丈夫だと思ったらしい。
『にいちゃん』は好き嫌いがハッキリわかれる作品だと思う。
それというのもしょっぱなから犯罪なんだよにいちゃん!(笑)
実際にこういうことを体験された方からしたらもう避難轟轟のトラウマだと思う。でもそういうこと言ってたらいろんな作品は生まれてこないので。それにしてもぶっこんできたなぁ~!っという感じ。
「黄昏の腐女子」ってのが何なのかっていうのは腐女子の属性チャート診断です。
こちらで診断できるのでやったことがない方は試してみて!☟
主人公のゆいが近所のおにいちゃんと禁断の関係になっていくんだけど、
これ最終的にはおにいちゃん受もあります!!!(歓喜)
どっちかって言うと漫画を読んでいてゆいよりもにいちゃんの方が精神面脆そうなのと、外見が好みだったので受だったらなぁと思いながら読んでいるとゆいが
「にいちゃん、今からあんたを抱く」
とか言うもんだからめっちゃテンションあがったよね!(笑)
ゆい、ほんと外見なよっちいのに性格と中身が漢らしい。
しかしながらこの漫画を読んでいるとLGBTに理解のない人は言うことがやばいなと思った。
なんかもう理解できないんだろうね。
みんながみんなそうじゃないとは思うけど私の父親もLGBTが理解できない人なので、男同士が、とか女同士がっていう描写がドラマや映画であったとしたら「おかしいやん。」とかって言っちゃう。
いや、もうおかしいと思うのがおかしいと思うんだ。
人が人を好きになるってもうそんなの性別も人種も年齢も関係ないと思う。
好きになったのがその人だったからだよ!!!!
で、最初おにいちゃんがやべー奴だなって思っていたんだけど、
この漫画で実際やばかったのはおにいちゃんじゃなくて両親が胸クソ悪すぎた。
ゆいは最初あんまりだったのに後半になるにつれて攻守反対になるので男前度が上がっっていきました(笑)
最初の出会いがどうであれ二人は共依存の関係に。ゆいはこの出会いと関係は間違ってないと言い、間違ってないからもうそのまま二人で幸せになってくれ!!って思う。どうか幸せになって…にいちゃんと暮らすのは幸せながらも薬と煙草に2人は手を出すんですよね。
それがバッドエンドなのかなんなのか。
重い話で結構やばい話(笑)だけど読んでよかったなぁと思いました。
読んだ後放心したけどそうなる作品って凄いです。余韻が凄い。
いや、ほんと凄いから読んでみて!
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