あらすじ
「傷モノの娘だ。ちょうどよい」そう言われ、山の主である大蛇のもとに供物として嫁いだ少女ミヨ。喰われるのではないかと怯えるミヨだったが、大蛇は夫婦になれたことを喜んでいる様子。しかし、大蛇の愛情表現は人間のそれとは大きく異なり――異種族ゆえのすれ違いを耽美な筆致で描く、ピュアな異類婚姻譚。
まんが王国より
異類婚姻譚『大蛇に嫁いだ娘』新しい扉を開いた音がした(笑)
この漫画めっちゃ良いです!!!!
大蛇と!?っていう驚きと表紙の大蛇の生々しさがめっちゃ怖いんだけど主人公のミヨの可愛さにどんな感じかなと読み進めてみたらいつしかどっぷりハマってました(笑)
現在、2021年11月12日に第1巻が発売(2022.2現在)
pixivコミック(コミックマルシエ)にて連載中
いや、大蛇めっちゃ怖いんよ!?ミヨも最初怖くて逃げだそうと思って失敗したりしてました。
そらそーだわな!!
いくら供物として捧げられ、帰る場所がなくなり大蛇に嫁ぐことになってしまって自分のこと丸飲みに出来る相手と怖くて暮らしていけないよ…
けど大蛇様めちゃめちゃ理解あるし優しいんよな。
そんな大蛇に次第に心を開いていくミヨ。
スゲーな!!
いやちょっと大蛇様眼が白面の者(漫画『うしおととら』に出てくる大妖怪)みたいな眼してるときは怖いなってゾッとする(笑)けどそのゾッとする感も読んでいく内に良いなって思ってきます。
そして夫婦なんだから当然夜の営みもあるわけで…これがまたどえらいエロいんです(笑)
これは失敗する初夜☟
大蛇様眼がイッちゃってる(笑)
こんな凶悪そうに見えるからゾッとするんだけど大蛇様良い大蛇なのでちゃんとミヨの事を大事にしようと色々考えてくれるんですよね。
それからもちろん蛇なので冬眠があるんですね。
けどその冬眠している期間にミヨの中で気持ちが変わるきっかっけに。
次第に心を開いて良い感じになっていく2人
そんなミヨにも大蛇様の他にお話の出来る友人が出来ます。
なんと喋る狸
八兵衛さんは80年森に棲んでる化け狸?なのかな。長寿だと喋るのは当たり前だそうです。
私はこの八兵衛さんが可愛くて和ませてくれるからほっとします(笑)
次第に大蛇様とミヨのこの二人の関係をもっと見たい!!っていう気持ちになってきます。
最初大蛇様ちょっと気持ち悪いとか思ってごめんなさい!!大蛇様普通にめっちゃ紳士的なんよ、きっとどの登場人物よりも優しい。
そんなわけで私はすっかりこの、異類婚姻譚は有りだな!!って思ってしまっているし続きが待ち遠しいので気になった方は是非読んで欲しいと思う。
以下、続巻のネタバレ感想を上げていきますので気になった方は覗いて頂ければと思います。
それでは今回はこの辺で!
『大蛇に嫁いだ娘』2巻ネタバレ感想 大蛇様とミヨに不穏な空気が…!
あらすじ
発売即重版!いま大注目の異類婚姻譚。
お互いの気持ちをたしかめ、深く結びついた大蛇とミヨ。
ふたりは慈しみあい、穏やかな新婚生活を満喫していた。
しかし、ミヨの悲しい過去、大蛇を探す謎めいた僧侶…
異なる種族ゆえの溝は埋まりきっておらず、
幸せな日々に早くも暗雲が――。「大蛇様のこと、好きだから」
Amazonより
発売即重版のいま大注目の異類婚姻譚、2巻は2022年4月12日に初版が発売されました。
1巻のあのほっこり(?)する感じを残しつつ2巻を読み進めていくともうね…
2巻の総評は、大蛇様やっっぱコエー!!ってなる。
ネタバレを言うと、結局妊娠はしていなかったんだけど…
妊娠...するのか???
ミヨも思ったことだけど、「私達の子供って一体何が産まれてくるんだろう」っていう疑問。
考えるとめちゃめちゃ怖いんですが(笑)
途中までなんというか異類婚からの純愛~!ってなるんだけど、初夜も大変。
相手が大蛇なのでミヨの負担が凄いんですが、健気なミヨがもうほんと…大蛇様のこと本当に愛しているんだなぁと感じます。
ズタボロなんですよ!
見ていてつらいですが回数を重ねればちゃんと善くもなって大蛇様とも距離が縮まり良い感じに…
なるんですが!!
この、時々冗談で言っているのか本気で言ってるのかわからない大蛇の一言に、当たり前なんですけどあ、人間じゃないんだっていうのを感じて私はゾッとします。
けどミヨは大蛇様を愛しているので冗談と捉えて流すんですが、ピロートークにしては恐ろしい会話。
極めつけはこの喋る狸、八兵衛さんの言葉。
めちゃめちゃこれからの展開の不穏な感じを煽ってくる…!!!
1巻の方からもちらちら出てきている僧侶が2巻ではついにミヨと大蛇に会います。
大蛇様が僧侶を嫌いになった理由とかも今後明かされていくんでしょうが、きっとそれには大蛇様が小さい頃に出会った少女の話が絡んでくるんでしょうね…と勝手に予想してます(笑)
僧侶が大蛇とミヨの住む山で怪我をしているところをミヨが見つけて看病するんですが、大蛇様は僧侶が嫌いだと言っていたので内緒にして看病します。
そこは大蛇様、人間じゃないのでミヨがなにか隠していることをすぐわかってしまって、看病小屋から出てきたところに出くわすんですよ、僧侶と大蛇様の初対面最悪です(笑)
匿って僧侶と会ってるミヨというかやっぱり僧侶の方に敵意むき出しにする大蛇様。
昔僧侶に殺されそうになったこととかもあったのかもしれんですね、って勝手に思ってるんだけど、どうやら僧侶の方も昔師匠を大蛇に殺されたとかでとても恨みを持っている様子。
これはバチバチです
こんなバチバチ展開で2巻は締めくくられてるんですが、ほんとこれミヨがこの先の展開によってどっちにつくのか気になるところです!!
いやもうほんとこれ、大蛇に嫁いだ娘ってタイトルだけどもしかしたらミヨはやっぱり人間と暮らすって気もしなくもない。村にはミヨが生きているかもしれないと心配している弟も居ますし、何より大蛇様が大蛇様なので(笑)
いやもう大蛇様とミヨが幸せでラブラブなんだったらそれでいいんですが、ミヨが幸せと思えないのはつらいので、その場合は僧侶と森を下りて欲しい。
私的にはこの僧侶とミヨは結構お似合いなんじゃないかと思うんですが、
読んでる方はそこはやっぱり大蛇様でしょ!って思うんでしょうか、
異類婚姻譚は有りだな!!って思うんですが、大蛇様やっぱ怖い!!って思うんですよ!(笑)
そんな2巻ですがどっちに転ぶんだろうとちょっと楽しみにしながら3巻を待ちたいと思います。
3巻の発売は2022年の冬頃発売予定です!!
ではまた
『大蛇に嫁いだ娘』3巻ネタバレ感想 気持ち悪いは誉め言葉
あらすじ
重版続々!狂恋の異類婚姻譚
大蛇が僧侶を嫌う理由――それは大蛇の体が黒かった時代にさかのぼる。
梅の木の下で出会った魅力的な少女・キヌに老いた黒蛇は惹かれていき……。
現在の因縁につながる大蛇と少女のもうひとつの物語!一方、ミヨと大蛇の関係は、種族の違いを受け入れてまた一歩「夫婦」に近づいていく。
Amazonより
発売即重版の異類婚姻譚、3巻は2022年10月12日に初版が発売されました
前巻の4巻からちょうど半年後の新巻となります
表紙が桜舞い散る感じでとても華やかでミヨの表情も大蛇様と一緒にいることがだんだん慣れてきたのか良い顔をするようになってきましたね!
前回気になるところで2巻は終わってしまいましたが、3巻の大まかな内容としては大蛇様の過去の話が出てきます
大蛇様がどうして僧侶が嫌いになったのかも、昔々に出会った一人の娘『キヌ』についても明かされていきます!
この大蛇様とキヌの過去話もなかなかにえぐい!
キヌさんのなんと不憫なことよ…!だけど大蛇様に出会って少しは救われたのかな、キヌさん大蛇様に丸飲みされます(笑)キヌさんと一緒に住んでいた坊主がなんとまぁ気持ちの悪い事!!
両親が死んで身寄りのないキヌを引き取ってくれたのがお寺の住職のお爺さんなんだけど、夜な夜なキヌさんを抱きに来る色ボケじじいでした。
生きることに疲れているキヌさんを同意の上丸飲みする大蛇様。色ボケ爺さんは泣いて罵声を浴びせます。
このシーンだけみたら完全に大蛇様の方が悪役に見えるんだよなぁ(笑)
結局大蛇様はキヌを返すことはなかったし、このお爺さん住職がどうなったかはわからないですが、キヌは大蛇様の一部になり、七日間も祈祷で大蛇様を苦しめた恨みは大蛇様の中で消えることがないでしょうね。
今回、私が吃驚したのはキヌを食べた後大蛇様が雷に打たれるシーンです。
雷に打たれて黒焦げになってしまい絶命した…かに見えたんですが、なんと傷口から小さい蛇が!!
え…!?
昔の私って…記憶はあるけど生まれ変わったってこと??
大蛇様って本当に普通の蛇じゃないし何なんだろう…って、妖怪?喋る狸の八兵衛さんも…
この漫画は本当に大蛇様が気持ち悪くて無理っていう人と大蛇様がミヨにぎこちなくも大事にしようと接している大蛇様が可愛い~!と意見が分かれている様に思いますが、
3巻を読んで私もちょっと大蛇様の事が好きになれました(笑)
3巻を読んだら少し大蛇様の事を知れたから良いかなって思うんだけど、ミヨは僧侶と一緒になって欲しいと思ってます(まだ言う)
しかしながら大蛇様って過去が過去なだけで実際は良い蛇なんだよ…読んでてめちゃめちゃ揺れてます(笑)
1巻や2巻を読んでた時は大蛇様はいつかミヨを食べたいとか人に危害を加えたりホラーな展開になったりするんじゃないだろうかなんてことも思ってましたが、
ミヨが『大蛇様、私の事も食べるんですか』って疑問を聞くシーンがあって、
大蛇様は『そうじゃない愛の伝え方をしたいんだ』と返すんですよ、キヌの事を少しでも思い出したりしたんでしょうか。
このシーンがなんだかしんみりしつつもほっこりして好きですね。
出ました!私が大好きな八兵衛さん!!
時々ミヨの様子をこうして見にくるんですが段々丸っこく可愛くなってないか…?
って思ってたら巻頭に作者のフシアシクモ先生が『最近八兵衛の可愛さに気付き始めました』ってコメントしているのみてやっぱりな!!って思いました(笑)
そしてなんと3巻ではミヨのお父さんの話も入ってきます。
山に姉のミヨが生きていることを知り助けに来た弟の渉(わたる)となんやかんやで
里帰りすることになったミヨ。なんと大蛇様も一緒に村へ!!
ミヨの父親は人を殺したから家族で村の人たちにひどい扱いを受けてきたんだけども、実はなんとお父さんは無実で自殺してしまったんですね、お父さん誰にも信じてもらえず本当に無念だったろうなぁ…(涙)
だけど一番悪かったのが村長だったことがわかり、大蛇様がミヨに内緒でこっそり村長をペロンチョしてしまいます(笑)このシーンめちゃ怖いしあ、やっぱり大蛇様ムリ…って思うんだけどミヨの弟の渉からしてみれば憎い村長を丸飲みしてくれた大蛇様に尊敬の眼差し(笑)
大蛇様かっけー!
3巻は過去の事が色々清算できたような、進展のあるお話となっていました。
これからミヨと大蛇様、村人たちの関係がどうなるのかも見どころです。
大蛇に嫁いだ娘 4巻ネタバレ感想 新展開 大蛇様とミヨとの間に産まれた子供とは!?
あらすじ
重版続々!慈愛の異類婚姻譚
大蛇の愛を一身に受け、穏やかで満たされた日々を過ごすミヨ。
しかし、体調が思わしくなく…?母との関係、亡き父の思い、夫・大蛇の深い愛…
Amazonより
“家族”の絆を問い直す第4巻。
異類婚姻譚 大蛇に嫁いだ娘 4巻は2023年5月12日に初版が発売されました。
相変わらず表紙の色鮮やかさと優しい哀愁漂う感じの雰囲気が好きです。
まさかまさかの4巻は大蛇様とミヨとの間に子供が!!
3巻から4巻の前編はミヨと里の皆の関係や鬱々としていたことが1件落着(?)して少し落ち着いた感じだったんですが、この4巻はミヨと大蛇様にとって新たな章の始まりという感じですね。
まさかの双子の出産。正直人間の子供と違って大蛇様との子だから成長スピードがヤバい位早くて、あっという間に臨月を迎え出産。
正直、子供の話にまでなってくるとは思ってませんでした(笑)
4巻のぶっちゃけた内容を言うと、
ミヨの妊娠が発覚して、しかも双子を出産(!)1人は完璧蛇の身体の子と、もう一人は蛇の鱗のある人間の姿をした赤子。
出産する時はてっきり里へ帰るのかと思ったんですが、大蛇様と2人の山奥の家で出産するとは…腹の中うねうね動いてるしめっちゃ怖いやんけ!(笑)
いったいどんな感じの子が産まれてくるのかと思っていたら蛇の子と人間に蛇の鱗のある子ども。とても可愛い…お腹が張ってうねうねミヨの腹の中にいたときはエイリアンみたいに原突き破ってこないだろうな…という恐怖があったんですが(急にホラー漫画)
ミヨ…母は強しでした。
けど人間と大蛇様の血が入ってる人間と蛇のハーフなので、普通の人間の様な育て方じゃ通用しないのでミヨも大蛇様も不安…
名前は蛇の鱗のある女の子がイナ、蛇の姿の男の子は時太郎。
人間でもそうだけどそりゃ初めての子は不安よな、特にミヨが参ってる感じがつらいです。イナが全くご飯を口にしないってのは何が正解かわからんし焦るよなぁ…
産まれてすぐに歯があり自分で動物の生肉を食べるイナ(笑)
これは…すごい女の子が産まれたもんだ!
いや、4巻はここにきて新たなストーリー展開になったなと、これから2人の育児が始まっていくのかと思うとわくわくしますね。
果たして時太郎はなにか喋ったり出来るようになるのか、イナもこの様子だと早く大きくなりそうだし、
私が4巻でとても気になるところは、イナちゃん何故か僧侶の安憬さんにだけ笑顔を向けてめっちゃなついたところ(笑)え、どうして…めっちゃ気に入られてる!!これはもしかしてイナ→安憬さん来るか!?と私は密かに楽しみにしています…
作者のフシアシクモ先生も頭の中で描きたいお話がどんどん増えていってるということなのでまだまだ続きを楽しみに待ちたいと思います!
異類婚姻譚、気になった方は是非読んで見て欲しいです!
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