あらすじ
異様に過保護な母親に反発しながら暮らす、高1の相馬光也。そんな彼が心の拠り所にするのは、バイオリンと、入院中の祖父だけだった。しかし、その祖父の容体が急変し、病院へ駆けつけた光也は突然の地震に襲われて…!?
『マダム・プティ』の高尾滋が贈る大正浪漫ストーリー待望の文庫化!全4巻。 2013年6月刊。
単行本第一巻背表紙より引用
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、
『ゴールデン・デイズ』は、高尾滋による日本の少女漫画作品。『花とゆめ』(白泉社)にて2005年10号から2008年1号まで連載された。単行本全8巻。文庫版全4巻。
高尾滋先生によるこの大証浪漫ブロマンス激エモ漫画が私の知らない内に文庫化してました!!
めっちゃ気付くの遅すぎ!!2013年だってよ…(遠い目)
こちらは単行本☟文庫と単行本じゃ表紙が違うから単行本だと当時の絵っていうのが良いよね。
以下ネタバレ感想を含みますのでそれでも大丈夫という方だけどうぞ!
現在(2022.3)でも根強いファンが沢山いるこの作品。
何が良いって主人公光也と祖父の親友の仁の関係性ですよッッ!!
そう、主人公の光也は祖父が若かった時代(大正時代)にタイムスリップしてしまうんですよ!
そこで出会ったのが祖父の親友の仁。
仁は光也の祖父の義光の事が好きで、(片想い)なんですが入れ替わった義光と光也。記憶喪失だ何だと最初は全く2人が別人とは思っていなかったんですが、(顔や体型がそっくり)光也と親しくなるにつれ仁は別人であると気付きます。
いやー…ほんとそこからが余計面白いですね。タイムスリップはなんの理由もなく起こったんじゃなくて、祖父義光の容態が病院で急変して、その時義光は過去に犯した過ちでやり直したいことがあるって強く願っちゃったんですね。
けどその過去に飛ばされたのは光也っていう(笑)
義光(祖父)は仁の事を助けたかったんですよ…!!義光のできなかったことを光也が代わりにするという事で無事に光也は現代に戻ってくるんですが、戻ってきたら当たり前だけど仁とかは過去の人なわけですよ、その辺りの時間の経過の残酷さにボロボロ泣けるし、この2人はずっと一緒にいて欲しかったとも思うし、最終巻で仁は光也が好きだと言います。
そんな仁の言葉や口付けに嫌がるそぶりをみせない光也。これは両想いで嬉しいと思っててもこれはタイムスリップもの(笑)別れは来ちゃうんですよね。
2人は離れてしまうけど、これが一番最高のハッピーエンドだったんじゃないかと思います。
しかもこの漫画、高尾滋先生の凄い所はしんみりだけで終わらないんですよ!!
これからも頑張っていこう、幸せになるために頑張ろうって思わせてくれるラストなんです。
ラストの光也がバイオリンを奏でるところとかもう涙なしでは無理ですね。
けどそこでほわっと温かな気持ちにもしてくれるのでほんとこれは名作だと思います。
ブロマンス、BL好きな人にはマジ読んで欲しい漫画です。
文庫版だと描き下ろしがチラッと入ってるのでそちらの方がお得かもしれない(笑)
この漫画を上手い事紹介したいけど自分の語彙力なさ過ぎてもだもだする!!
そんな感じですっっ
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