あらすじ
魔王を倒して王都に凱旋した勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンの勇者パーティ4人。10年間もの旅路を終え、感慨にふける彼らだが、1000年は軽く生きる長命種のエルフであるフリーレンにとっては、その旅はとても短いものであった。
そして50年に一度降るという「半世紀流星」を見た4人は、次回もそれを見る約束をしてパーティを解散する。
50年後、すっかり年老いたヒンメルと再会したフリーレンは、ハイターやアイゼンとも連れ立って再び流星群を観賞する。その後にヒンメルは亡くなるも、彼の葬儀でフリーレンは自分がヒンメルについて何も知らず、知ろうともしなかったことに気付いて涙する。
その悲しみに困惑した彼女は、人間を”知る”旅に出るのだった。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より
何番煎じだろうが紹介させてください!!(笑)
葬送のフリーレンとても良い漫画でした。このサンデーからのYouTube動画観てボロ泣きしました…
え、1巻読んでこの動画観たら泣かない人いる?って位のお話ですよ!
種族の違いで長命なエルフにとって人間の時間のなんと短い事よ..(涙)
以下ネタバレ感想を含みますのでそれでも大丈夫という方だけどうぞ!
第一話からして最終話
葬送のフリーレン、マンガ大賞2021の大賞に選ばれたこの作品。
芸人さんがTVでおすすめの漫画紹介なんかで知ったのが初めだったんだけど、最近ではファンタジー物の漫画や小説が溢れてる中でこの漫画のストーリーには意外性を感じました。
だって勇者たちと魔王を倒したところから始まる物語ってなんだよそれ!!(笑)
もう終わりじゃん!って思いました。そこからどういう話の展開になるのか、って思っていたら主人公は勇者じゃなくて一緒に旅をしていたエルフさんではありませんか。
なんだ萌え系なのかなって思ったらそうでもなく。
最近では異世界転生やらオンライン世界などでファンタジーの話がとても増えたように思うんですが、どれもけっこう主人公は勇者タイプなんですよね。
けど葬送のフリーレンはその勇者は最初の方にちょこっと出てくるだけであとはもう主人公のエルフ、フリーレンの思い出の回想にしか出てきません。
そこが人間とエルフの生きる時間の差でもあり、悲しくなってしまうんですが、この漫画は悲しいだけじゃなくて最後とてもほっこりさせてくれるんですよ。
フリーレンが少しづつ人間と過ごす中で感情豊かに、一時一時を大事にしてくれようとしたり過ごしたりする姿には胸が打たれます。
勇者たち一行の旅の頃のお話がもっと見たいけれど漫画を読んでいく内に、フリーレンが思い出してこんなことがあったっけなって感覚で一緒に知れるのはとても良いです。
勇者が亡くなっても物語は進む
勇者が亡くなっても日々は続いていくんで、思い出が風化する前に想い出の地を巡りたいと旅するんですよね、その内に元同じパーティーだったドワーフの頼みを聞いて魔王城へと目的地が出来るんですよね。
旅の目的は魂の眠る地を探して勇者ヒンメルともう一度対話すること
かつてフリーレンの師匠が辿り着いた場所では多くの亡くなった魂が集まる場所で、対話もできたという話。
現在そこはなんと魔王城になってるとこらしいのでこれはまた魔王城に行かなくてはならんという2回目の旅に(笑)
それが本当なら勇者ヒンメルだけじゃなく僧侶のハイターの顔も見れたら嬉しいな(涙)
フリーレンの新しい旅の仲間達
以前の仲間のハイター(人間)が引き取った戦災孤児のフェルン(人間)
同じく仲間のアイゼン(ドワーフ)の弟子シュタルク(人間)
友達のゴリラみたいな奴、を探す女好き僧侶(人間)
なんてことでしょう!全員人間じゃないですか!!!
またフリーレン置いてけぼり食らっちまうじゃねーか!!(涙)
ってな感じに思うところなんですが、この冒険はフリーレンが独りぼっちで寂しいと思わないでいれる旅になってる筈なので、この旅を最後まで見届けたいと思いました(日記)
葬送のフリーレンの感想
個人的には3巻に出てくる僧侶のザインが好きなんだけど途中で目的が友人を探したいってなるので別れちゃうんだよね、彼はこの先も出てくるのかわからんけどまた一緒に旅して欲しいなという感じのいいお兄さんですね。
本当に視線が勇者じゃなくてエルフ視点なので時間の間隔がバグってるけどそれも面白い要因です。
この先敵なんかももっと出てくるのかな?って思ったりもするんですが、なんてったって魔王もういないもんなぁ(笑)
激しいバトル物のファンタジー漫画ではないのでゆっくり読める感じが良いです。
まだ読んだことがないって方は是非!
今のところ(2021.9時点)では2021.7月に第5巻が発売されたばかりですのでまだ追いつけるよ!!
これだけ勇者・ファンタジーアニメが横行してる中絶対この漫画はアニメ化するだろうな!!って思っているので楽しみにしたいと思います。
原作のストックが溜まるのを待っているのか!?(だったら嬉しい)
コメント