朝田ねむい『スリーピングデッド　上』高校教師×マッドサイエンティストが斬新！

あらすじ

鬼才・朝田ねむいが描く本格ゾンビＢＬ…!!
【高校教諭×マッドサイエンティスト】

真面目で爽やかな佐田は、同僚や生徒から人気の高校教諭。
ある日、放課後の見回りをしていると、
そこには女子生徒に刃物で襲いかかる怪しい人影が。
咄嗟に逃げようとするも間に合わず、
佐田は命を落としてしまう。
しかし、冷たい台の上で佐田は目を覚ましたのであった……。

Amazonより

なんと異色のゾンビBL！！（笑）

上下巻で完結の読み応えバッチリの高校教師×マッドサイエンティストBLです。

上巻は2021年9月15日に第１刷が発行されました。

朝田ねむい先生の描かれる漫画は私の性癖にクリティカルヒットするお話が多くて殆ど作家買いをしているのですが、

今回のこの漫画はちょっと普通と違う刺激のあるBLとなっていて、

なんと受がマッドサイエンティスト（頭ちょっと剥げてる眼鏡の人物）なんですよ、多分表紙の高校教師が受って思う方も沢山いらっしゃると思うんですが、朝田先生は逆なんだな！！っていうのが本当に嬉しい（笑）

歳下×歳上、おっさん受が好きな方は朝田ねむい先生をお勧め致します！！

ネタバレなしの全体的な感想は、一応ハッピーエンドの部類だと思います（笑）『スリーピングデッド　上』

『スリーピングデッド　上』ネタバレ感想

これ本当に映画に出来るんじゃないかって位完成されたBLだと思います。

ゾンビっていうだけでちょっとなぁと迷う方が居たら、この２人の関係性がとってもえもいのでゾンビとマッドサイエンティストというので読まないのは勿体ないと思うのですよ…！

主人公の高校教師、佐田先生は学校の帰り道で殺人現場に遭遇してしまい犯人に後ろから刺殺されたところをマッドサイエンティストの間宮にゾンビにされてしまう。

これだけみたらなんじゃこれ設定なんだけど、読み進めてく内にこの２人の関係性がどんどん変わっていってお互いが必要な存在になっていくのがとても良い。

間宮と佐田の関係

これなんと、吃驚したことに上巻の最後の方の内容で分かるんですが、

間宮と佐田は同学年の同年代ということがわかってきます。

え、あんなに頭皮残念なことになっているし老けてるように感じたので当然間宮は年齢が上だと思っていたのですが、どうやら同じ学校のクラスの生徒だったみたいなんです。

多分きっと、ストレスや研究ばかりして苦労して禿げたんだろうな…間宮…

間宮はそんな佐田の事を知っていたので最初から偽名を使っていました。

間宮の本当の名前は沢尻冬邪（さわじりとうや）

上巻は佐田がそれに気づく所で終わっています。

いや、何が良いのかって

これも上巻の途中で分かるんですが佐田は昔からゲイだったらしいので

学生時代の佐田は沢尻だった時の間宮が気になっていたんじゃないかという事なんですよ！

私の劇エモポイントです（笑）

間宮にはマッドサイエンティストらしいなんと復讐計画があり、過去のあれやこれやなんで佐田にも手伝ってもらったりするんですが、なかなかの犯罪者（笑）着々と目的遂行していく間宮は結構怖いです。

なんだけど

そんな復讐心がちょっと霞むくらいには間宮が佐田に惹かれていってしまってちょっと可愛いです。

なんだこの不器用な人！！

佐田が間宮の事を特に最初程嫌ってはないし、どちらかと言うとわかりたいと思ってるというか放っておけない相手にはなってるかなという感じですね。

そんな、朝田ねむい先生の『スリーピングデッド　上』気になる方は是非読んで見て欲しいです！！