あらすじ
光はもうおらんのや…それやったら――。
ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。
しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。
それでも、一緒にいたい。
友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。
時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき――。
新進気鋭の作家・モクモクれんが描く、未知のナニカへ堕ちていく物語、開幕。巻末には在りし日の2人を描いた、描き下ろし短編も収録。
Amazonより
友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる
え、始まっちゃうの!?(笑)
なんか私的にあらすじだけ見たらなんかちょっとおもろい系なのかな?
って思うんだけど、この漫画ホラー×BLです…!!多分(笑)
現時点(2022.3)で初版本が品薄状態となり、メルカリでも倍もする値段で出品されているこの漫画、凄く人気!!
まず目を惹くこの真っ青で夏!!って感じの表紙。
Twitterで何やらホラーサスペンスって感じでエモい漫画があると知り、絵の感じも好きなタッチだったので私は早速kindleで購入し読みました。
中扉絵もカラーで綺麗!!
めっちゃエモいやんけ…!!!(感想)
出だしからして掴み最強です。
主人公よしきはある日光にずっと思っていたことを打ち明けるんですけど、そこから話が始まるの!?っていう驚きとこれからの展開が気になる出だし。
よしきは光の事が好きだったんだけど、その想いが感覚をよけい麻痺させてるんだと思う。
そうじゃなきゃこの光の姿をした『なにか』と今まで通り一緒にいるなんてことは無理だと思います。というか考えないようにしてるとこもあるような。
『なにか』の正体がちょっとみえたりするんですけどめっちゃ描写が怖い。ほんと得体のしれないものって感じ。
光の姿をした『なにか』はよしきの事が好きだと言いますが、それは本当に恋愛感情での好きなのかよくわからん気もする(笑)
漫画の雰囲気や描写がホラー要素を際立たせていて、それでいてBL風味やちょっと和むとことか絶妙なバランスで込められてます。
集落で起こる不可解な事件
どうやら一巻の時点では数々の事件が起きるのは光の姿をした『なにか』のせいという事がわかってきて、光(なにか)は邪魔者は排除するヤバい奴なんじゃないかと思います。
だからよしきも光(なにか)から離れなさいと霊感?のあるおばさんに言われるんだけど、なんだかんだ離れられないよしき…。これからどうなっちゃうの~!?
二人の関係、集落の事件、なにかの正体という続きが気になってしまう展開です。
モクモクれん『光が死んだ夏』2巻 ネタバレ感想
あらすじ
見た目が同じなら、同じに感じるん?
ある集落で共に育ってきた少年、よしきと光。
しかし、よしきはある日、光が別のナニカにすり替わっていたことに確信を持つ。
姿かたちは全く同じ完璧な「ヒカル」。
よしきは何故、すり替わりに気付くことができたのか。
彼の口から語られる真実とは…。
さらに集落の人々が異変に気付き始め、動きだしていて――。
各SNSで話題の作品、第2巻。巻末にはヒカルの思考が垣間見える描き下ろし漫画も収録。
Amazonより
モクモクれん『光が死んだ夏』2巻が2022年10月4日に初版が発売されました!
2巻発売記念にエースこみっくチャンネルさんの方でYouTubeボイス配信
ヒカル役(根岸耀太朗)よしき役(大野智敬)さんが演じて下さっています
しかも5話分まとめて!まとめてくれて嬉しい…
いやぴったりなのでアニメ化する際は是非ともお二方に続投して欲しいですね!
いやいやいや、こんなん絶対アニメ化してくれそうな感じじゃないですか?かなり期待しちゃいますけど(笑)
YouTubeで検索して観てみよー!
姿は同じ光でもヒカルと向き合う決意をするよしき
だめだとわかっていながらも光じゃないヒカルと仲良くなっていくよしき
今のところ、ヤバい時もあるんだけどヒカルは手を出さないようにしている感じなので安全?かと思うのですが、ヒカルのこの得体のしれない感じが村の人たちの発言とかよしきの周りで起こる心霊現象とか、読み進めていくにつれハラハラします(笑)
光の姿をしたヒカルは人間じゃないなにかなので情緒とか感情とかに疎いところがあるので本当に危険なこと、悪いことをしないように教えていく意思を持つよしき…お母さんかな、頑張って導いて欲しい
ヒカルの正体とは?村人たちの言う『クビタチの業』って…?
村の夏祭りでよしきと妹のかおると一緒に祭りへ行くヒカル。
神社の境内の方へ屋台に向かう3人なんですが、鳥居から向こうに行こうとして弾かれ一人内側に入れないヒカル。
よしきとかおるには気付かれないようにトイレ行きたくなったからと誤魔化すんだけど、この神社に張ってある結界を「じゃまくさ…」という発言がもう怖いじゃん!(笑)
村人たち役場のおっちゃん達かな、集まって会議してるんだけど一番気になるシーンですねこのあたり!
気になる会話の言葉の数々…
・村に古くから伝わるクビタチの業
・土地の者が未来永劫閉じ込めておかなければいけなかったもの
・田中
・クビタチは陰気くさい
・忌堂の役目
この田中っていうおっちゃん達が極力頼りたくないけど背に腹は代えられんと連絡をっとって呼んだ人物がめちゃ気になりますね!
恐らくそういうものの対処を生業とする感じの人物かと思うのですが、これからどうよしきやヒカルと関わっていくのかが気になるところ…!
まさかの光は生きている…?
これめちゃめちゃ気持ち悪いんですが、よしきの妹のかおりが風呂場で恐怖の心霊体験(これは怖い)をしてしまい、ヒカルが風呂場を調査しに来たんですが、浴槽に引き込まれなにやらヤバい状態に!
見かねたよしきがヒカルを助けに入るんですがまさかの変な空間に(笑)
これはヒカルの意識の中なのかなんなのか、かなり気持ち悪いものと遭遇するよしき
それから過去の光との苦い思い出(取っ組み合い)を見ていたら現代の浴槽に場面が戻って、よしきと取っ組み合いをしていた光がまさかの意識覚醒?!
え、光が蘇ったんか?ヒカルは?というまかの展開で本編は終了。
最後は特別編で読み切りが一話収録されています。
めちゃめちゃ気になるやんけ!!
ヒカルは?本当に光が蘇ったのか、次回3巻も楽しみに待ちたいと思います!
モクモクれん『光が死んだ夏』3巻 ネタバレ感想
あらすじ
死んどるのと、生きとるので、そんなに違うん?
ある集落で共に育ってきた少年、よしきと光。
よしきはある日、光が別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。
姿かたちは同じ、見た目完璧な「ヒカル」。
しかし、確実に「人」ではない内面も感じながら
よしきは「ヒカル」に寄り添い、いつも通りの日々を過ごしていく。
理解を示すことで、距離が縮まってきたある日
「人」ならざる者との、埋められない価値観の溝を実感する事件が発生し――。巻末には、クラスの日常が垣間見える
Amazonより
描き下ろし短編も収録。
モクモクれん『光が死んだ夏』は2023年6月2日に初版が発売されました!
3巻は主人公のよしきとヒカルのクラスメイトの朝子が表紙なんですがこれがまた、
夏の夕方という感じでとても哀愁が漂ってますね!
ぱっと見とても目を惹く光が死んだ夏の表紙はどれもとても好きです。
『光が死んだ夏』3巻のぶっちゃけた内容を言うと、『命の重さ』をヒカルが考える話
よしきとヒカルにとって新たな光(希望?)に向かって動き出す話かなぁと感じました。
そして気になる村の人が呼んだ田中
この田中って言うのは偽名だと思うんですが3巻で分かったことと言えば、
田中は除霊等を扱っている『会社』の一員で、昔村とは別の件で大きな結界を張った際に内蔵を一つ持ってかれてるらしい。
今回の件
田中は村人に頼まれて山から村へ降りてきているという『ノウヌキ様』と呼ばれるものに炙り出し作戦を決行することに…
その『ノウヌキ様』が光の中にいるヒカルのことなのかはわからないけれど、田中が張ったらしい結界に傷をつけたのは恐らく祭りの時のヒカルだと思うので、村人が言ってる『ノウヌキ様』はヒカルのことで間違いないんだろうなと思ってます。
そしてメインに表紙の朝子の話が入ってきます。
朝子はどうやら小さい頃から霊感のようなものがあり見えたり聴こえたりすることがあるらしい。
この朝子の過去の体験がめちゃめちゃ怖いんよ!!(笑)こんな経験したらトラウマで毎日怖すぎる…!
朝子はヒカルにずっと聞きたいことがあったと言い、『あなたは一体誰ですか』とヒカルに言います。
いやもう確信突いちゃうね、こんなに早くバレるとは…
それに焦っってヒカルがとった行動がやっぱりヒカルってヤバい奴だなぁという気がします(笑)
しかしそこによしきが来て危うく殺されそうになってた朝子を助けます。
その場は無事でしたが後日
思いつめたよしきにヒカルは腹部をぐっさりと包丁で刺されます
なんという…
それからは、大変なことをしてしまった、命の重さっていうものが自分は全然わかっていないからと自分の半身と呼べるものを身体からちぎってよしきに渡すヒカル。
どうやらその半身を渡すとヒカルは人を殺せるほどの力は出せなくなるらしいです。
その覚悟によしきは改めてヒカルを信用したいと思い、最後までお前に付き合うよ、と心の中で誓うんだけどここのよしきの表情がえもいのなんのって。
絶対これをしたことによって田中の事もあるし後々不利な目にあってしまうんだろうなぁと先が不安になってきた(笑)
いや…でも読者も同じ、よしきと一緒に最後まで付き合うよという気持ちになる人多いとおもう。
よしきはヒカルは一体なんなのか、詳しい事を調べようとヒカルに言います。
作者があとがきに言っているように、次の巻から新しい章が始まる予感です(笑)
3巻を読んでの感想は、
朝子にも協力してもらえばいいんじゃね?ってとこです(笑)
あの感じなら光はもう死んでいてヒカルは別の人物っていう話をしたら驚いてショックを受けるだろうけど、昔から人とは違う存在にも対話は出来るはずだと考えている朝子ならヒカルの事を聞いても危害を加えないとわかったら見方でいてくれるんじゃないかと思ううんですよ、
田中が動き出してる(強そう)ので、よしき以外にもいいんじゃないかと思うんだけどどうなることやら。
3巻はよしきとヒカルが、ヒカルは一体何者なのかというのを一緒に調べようと決意する話でした。
田中がこれからヒカルやよしきをどうやって追い詰めていくのか、そしてヒカルの正体は??
気になる続き、ゆっくり待ちたいと思います
おすすめブロマンス漫画
コメント