あらすじ
吸血鬼に雪女、鬼の子に狼の兄妹。人間とは遠く離れた場所にいる彼らの、普通ではない普通の暮らし。 生きるということ、誰かを愛するということ。悠久の時を生きる彼らの、一瞬の輝きを真摯に描く連作短編集。
Amazonより
はい、もうね。もうね!!!!
聞いてください本を買ってめっちゃ当たりだった時のこのぞわぞわ感!!(笑)
なんか面白い漫画ないかな~っと書店で漫画探してて目にとまったこの漫画、
庄野晶先生の短編集『グッド・ナイト・フィールド』
もう最高でした…私の萌ポイントを射抜いていきました。
・身勝手な吸血鬼を待っていた孤独な雪女
・あどけない女子高生と狐の淡い恋
・人と鬼の狭間で惑う鬼の姉弟
・目の見えない青年と鵺(や)の同棲生活
・黒猫とフランス人形の逃避行
・本の中のへんくつ老人に看病される男の子
・吸血鬼とフリークスの壊れた疑似家族
・狼兄弟の狩りの謎
そして______物語は巡る。
グッド・ナイト・フィールド帯より
物語は巡る
という様に、短編なんですけどちょっと繋がっていたりします。これが本当によかったですね。
最後にそう来たか!!っていう驚きと愛しさと哀しさ。本当に絶妙でした
庄野晶短編集 『グッド・ナイト・フィールド』いろんな形の愛や哀しみ、そして最高のブロマンスに出会った
もうね、言いたいのはこの漫画ちょっと高いんだけども、(定価920+税)お値段以上の良作でした!!(喜)
ブロマンス、百合、人外×人間好きな人には是非読んで見て欲しいお話の数々です。
中でも刺さったのが、この漫画のメインの話となってるであろう吸血鬼と雪女のお話です。
この吸血鬼の名前、菊里(キクリ)と言うんですが、孤独な雪女と出会って、最終的には一緒に暮らすようになるんですけど、この菊里がもうね!!
雪女の雪ちゃんに出会う前の過去編が二話収録されています。
そこで出てくるフィンという少年…青年?とキクリのブロマンス?とも取れる関係が堪らんのですよ!!
このフィンの容姿が約束のネバーランドのノーマン好きな私にとってはドンピシャだったわけです(笑)
声を大にして言いたい!!続編希望です!!!!
この二話のタイトルが『モズの巣』前後編なんですが、タイトルはモズの早贄からきているものなんでしょうか、有識者教えて欲しい。
キクリの言葉の数々で、セリフを言った時のキクリの感情や思いを詳しく教えて欲しい。
元々、吸血鬼とかヴァンパイアものって好きなんですよ、だから吸血鬼とかって想像すると
映画(原作あり)『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』が初めに思い浮かびます。
アン・ライスによる小説『夜明けのヴァンパイア』の映画化作品でヴァンパイア、レスタトを演じているのがトム・クルーズ、吸血鬼にされる相手・ルイがブラッド・ピット
昔の外国(ヨーロッパとか?)が舞台でキクリとフィンの二人は出会います。
長くも短くもない期間を一緒に過ごして仲良くなる二人。(吸血鬼のキリクにしたら一瞬の出来事かもしれませんが)吸血鬼って永い時を生きるわけですが、それによる葛藤が沢山あって、
それでもある事が起きて死にそうなフィンを見て放っておけなくて吸血鬼にしてしまうキクリ….そんな姿に萌えとブロマンスを感じました。ありがとう先生…
フィンは目覚めたら吸血鬼になってるわけですが、その反応を目にするのが怖かったのか何なのか、フィンが目を覚ます前に一人旅立ったキクリ。
そして現代、地震による被害で気絶して眠り続ける雪女を一軒家で匿い目が覚めるのをずっと待っている菊里。
それでフィンと出会った頃のお話を目覚めない雪女の雪ちゃんに語ってるわけですよ、あ~しんどい!!(笑)
この菊理の寂しげな表情から何が読み取れるのか、単細胞腐女子の私にはブロマンスしか読み取れませんでした..
有識者頼むから語って欲しい。
巻末のお話『グッド・ナイト・フィールド』を連載して欲しいです(笑)
いや本当にそう、私が二番目に好きな『あどけない女子高生と狐の淡い恋』のお話がここにきてこう完成するのかっていう感動もあったんですけど、現代で目を覚ました雪女の雪ちゃんと(すっかり現代の服も着こなす)こけし人形のきことかことの四人で暮らす菊里。
家を持ってしまったら、大切なものを作ったら取りこぼすかもしれないから嫌だという菊理、
この寂しそうな顔、これは以前取りこぼしてしまった苦い記憶があるから?は~…!!ここ数日、この漫画を読んでからというもの、菊理と吸血鬼にされたフィンの事を考えながら生きています(笑)
いつか菊理とフィンが再会して欲しいです。
また雑誌の方では作者の庄野晶先生の新連載が進行中だそうで、これの続きを描いてくれないかなぁ~!!という淡い期待をしながら楽しみに待ちたいと思います!!
また何かあれば追加しに来ます。
ではこのへんでっっ
コメント